ごきげんよう。あまえです。
毎日更新20日目。
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本日は、私が本を読むようになったきっかけをお話しさせていただきます。
全く楽しくない話なので、興味ない方はおすすめ本まで飛んでくださいね!
現実から逃げたかった
私が本を読みだしたキッカケ。建前は、賢くなりたかったから。
本音は、現実から逃げたかったから。
結婚3年目。本格的に不妊治療を開始して1年半が経っても子どもができず、鬱々とした日々を過ごしていました。
たかだか1年半の治療で泣き言なんて言っちゃいけないことは分かってる。
でも辛い。病院に行きたくない。
だけど、行かないと子どもができない。
だけど、もう行きたくない。
そんな繰り返し。
夫は優しいし、協力的なことは分かっている。
でも気持ちに寄り添ってくれない。分かってくれない。
そんな敵のように感じてしまうこともありました。
そして、そんな風に感じる自分に自己嫌悪…。
もう、人生最悪のループでした。
それまでの人生は、目標に向けて頑張れば大概のことが思う通りになり、たとえダメだったとしても頑張った過程が血肉となる、そんな感じでした。
でも不妊治療は違う。
何をどう努力したらいいのか。
何がどうダメだったのか。
努力すれば達成できるものでもなく、ゴールの期限もない。
毎月トイレで涙を流して、夫に「ダメだった」と連絡をする。
その作業が辛くて辛くて、どこかに逃げたかった。
何もできないダメな自分というレッテルを貼られたくなかったし、自分にも貼りたくなかった。
そんな時に、逃げるように本を読むようになったのがキッカケでした。
1年間で300冊
読書は楽しい。現実を忘れさせてくれる。でも…、達成感はありませんでした。
読む。楽しい。はい、終わり。
だからなに?
その時の自分の目標は「妊娠すること」だけで、読書で目を背けても現実は変わるわけもなく、目標には一切近づけず苦しいまま。
そんな時にインスタグラムで目にした「300冊のブレイクスルー」という言葉。
300冊を超えたあたりだったと思うが、自分のなかから言葉があふれ出すようになった。
世間のさまざま事象に接して、自分も語りたくなるのだ。
引用:『本を読む人だけが手にするもの』 藤原和博
あ、これだ。これ、やるしかない。
これならできそう。いや、やる。
ストレッチも続かない。白湯も飲めない。そんな私でもやるんだ。
そんなスイッチが突如として入り、トイレの壁に張り紙を。
私は1年間で300冊読むことができるのか?*
夫にも自分にも宣言をし、乱読がスタート。
その日から、読書が自分の拠り所となりました。
私はちゃんと成長している。
目標に向かって努力ができている。
いつか子どもと向き合う時のために、今頑張れてる。
全然ダメじゃない。と。
*ちょうどその時にメンタリストのDaiGoさんのYouTubeを見るのにハマっていて、目標は疑問形にした方が良いと話していたのでそうしました。
疑問形だとその後の具体策を考える必要があり、思考が停止しないからだそうてす。
そうして私はやり遂げた
そんな風にして読むこと1年。最終的には262冊で終わり、1年と66日で300冊を読了。
ブレイクスルーはあったのかは分からないし、結局その年には子どもも授かれませんでしたが、読了後に転院することを決め、数ヶ月後に無事妊娠することが出来ました。
そして今、我が子は腕の中で眠っています。
おすすめ本
今日は楽しくない自分語りでお腹いっぱいですね。すみません。最後くらい楽しんで帰っていって欲しいので、こちらの本をご紹介!
『絶望名人カフカの人生論』カフカ 頭木弘樹 編訳
将来にむかって歩くことは、ぼくにはできません。いや!ネガティブすぎるわ!!!
将来にむかってつまずくこと、これはできます。
いちばんうまくできるのは、倒れたままでいることです。
もうね、本当にネガティブ過ぎてにやけちゃいますよ!
まだまだネガティブ度合いが足りなかったわと反省しました。笑
ネガティブ界の帝王、カフカ。
ぜひ一度お手に取ってみてくださいね。
まとめ
・人生いろいろ・カフカの絶望には敵わない
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